悪名高いバンコクの渋滞を回避する一番の手段は、間違いなく電車です。仕組みさえ分かってしまえば、もう車移動には戻れません。この記事では、全路線・運賃・チケットの種類・現地で得する裏ワザまで、初めての旅行者からバンコクリピーターまで役立つ情報を一気にまとめました。
バンコク中心部に滞在するなら、BTSスクンビット線とMRTブルーラインの2本があれば十分。BTSはRabbit Card(200バーツ・全駅で発行可)、MRTはVisa/Mastercardのタッチ決済が一番ラク。運賃の目安はBTS 17〜65バーツ、MRTブルーライン 17〜45バーツです。
目次
バンコクの電車網ぜんぶ見せます
2026年現在、バンコクの電車網は東南アジアでも屈指の規模に成長しました。7事業者・10路線・150駅以上と聞くと身構えてしまいますが、実際に旅行者が使うのはせいぜい2〜3路線。慣れれば全くこわくありません。
バンコクの渋滞は世界トップクラス。地図上はたった3キロのGrab移動でも、ラッシュ時は40分かかることがザラです。同じ区間をBTSなら6分・25バーツでスイスイ。電車は安いだけでなく「とにかく速い」のが決定的なメリットです。
BTSとMRTは「別会社」と覚える
改札を通る前にまず押さえておきたいのが、BTSとMRTはまったく別の会社が運営しているという点。チケットもICカードも別々で、運賃も独立計算。乗り換えるたびに「いったん改札を出て、もう一度入る」=「初乗りからやり直し」になります。
| 路線群 | 路線 | 専用ICカード | タッチ決済 | 運営会社 |
|---|---|---|---|---|
| BTSスカイトレイン | スクンビット/シーロム/ゴールド | Rabbit Card | Visa/MC(ほぼ全駅対応) | BTSグループ |
| MRTブルーライン | ブルー/パープル | MRT Card/Mangmoom Card | Visa/MC/UnionPay ✓ | BMCL/MRTA |
| MRT新路線 | イエロー/ピンク | Rabbit Card ✓ | Visa/MC ✓ | BEM/BSR Transit |
| 空港アクセス線(ARL) | シティライン/エクスプレス | 専用トークンのみ | ✗(トークン専用) | Sriracha Group |
Rabbit CardはMRTブルー/パープルでは使えません。逆にMRT CardはBTSでは使えません。迷ったらVisaかMastercardのタッチ決済でOK。MRTブルーとBTS(ほぼ全駅)の両方で使えるので、これが一番安全な「万能解」です。
BTSスカイトレイン — 全3路線まとめ
BTSスカイトレインは旅行者の移動の主役。高架を走るので渋滞の影響をまったく受けず、街並みも一望できます。3路線すべてがSiam(サイアム)駅に集まる構造で、ここがバンコク観光の起点になります。
旅行者が一番お世話になるのがスクンビット線。北のChatuchak(チャトゥチャック)市場からSiam、Asok、Phrom Phong、Thong Loを通り、サムットプラカーン方面まで南東へ伸びる、観光と繁華街のド真ん中を貫く路線です。スクンビット通り沿いのホテルに泊まるならこの線一択。
観光で押さえたい主要駅:Mo Chit(チャトゥチャック市場)/Victory Monument/Phaya Thai(ARL乗り換え)/Siam(中央ハブ)/Nana/Asok(MRT乗り換え)/Phrom Phong(Emporium・EmQuartier)/Thong Lo(おしゃれナイトスポット街)/On Nut(格安宿エリア)/Bang Na(BITEC展示場)。
BTSもうひとつの主軸がシーロム線。MBK CenterのあるNational StadiumからチャオプラヤーRiverを渡ってBang Waまで西へ走ります。Patpongナイトマーケット、Lumpini公園、さらに乗り換えればチャオプラヤー川沿いやICONSIAMにもアクセスできる路線です。
観光で押さえたい主要駅:National Stadium(MBKセンター)/Siam(スクンビット線乗り換え)/Ratchadamri(ロイヤル・バンコク・スポーツ・クラブ)/Sala Daeng(MRT Si Lom乗り換え/Patpongエリア)/Surasak/Saphan Taksin(チャオプラヤー川ボート乗り場)/Krung Thonburi(ゴールドライン経由でICONSIAMへ)。
ゴールドラインは3駅だけの自動運転モノレール。BTSシーロム線のKrung Thonburiから巨大ショッピングモールICONSIAMまで結びます。ICONSIAM行きや川沿いのCharoen Nakhonエリア散策にどうぞ。運賃は1乗車15バーツの均一です。
BTSの運行時間
BTSは毎日5:15〜24:00(深夜0時)運行。ラッシュ時(7〜9時・17〜19時)は2〜3分間隔、それ以外は5〜8分間隔です。旅行者が一番ハマりがちなのが「終電」。夜遅くまで遊ぶ予定なら、24時から逆算してスケジュールを組みましょう。
MRT — ブルー/パープル/イエロー/ピンク 4路線
MRT(Mass Rapid Transit)はBTSとは別運営の地下鉄&高架鉄道。2026年現在は4路線が運行中で、それぞれ支払い方法もカバー範囲も少しずつ違います。
MRTのなかで旅行者にとって最重要なのがブルーライン。北のChatuchak Parkからチャイナタウン、Hua Lamphong(中央駅)を経由し、シーロムを通ってチャオプラヤー川沿いまで、ぐるっと環状で結びます。チャイナタウンに電車で行ける唯一の路線です。
観光で押さえたい主要駅:Chatuchak Park(週末マーケット/BTS Mo Chit乗り換え)/Phahon Yothin(BTS Mo Chit乗り換え)/Sukhumvit(BTS Asok乗り換え)/Si Lom(BTS Sala Daeng乗り換え)/Sanam Chai(王宮・Rattanakosinエリア)/Wat Mangkon(チャイナタウン)/Sam Yan/Bang Wa(BTSシーロム線乗り換え)。
Sanam Chai駅で下車するのが、王宮・Wat Phoへ電車で行ける唯一のルート。北へ徒歩約10分です。MRTブルーラインが延伸される前は、最寄りBTSからタクシーかトゥクトゥクが必須でした。今は本当にラクになりました。
MRTパープルラインはバンコク中心部(Tao Poon)と北西郊外Nonthaburi県のBang Yaiを結ぶ通勤路線。旅行者にはほぼ無縁です。Nonthaburiエリアに泊まるか、Nonthaburi中央市場に行く予定がなければ使うことはありません。
2025年12月から:パープルラインは1日40バーツの均一乗り放題パスを導入しました。
MRTイエローラインは東バンコクを走る自動運転モノレール。Lat Phrao(ブルーライン乗り換え)からSamrong(BTSグリーンライン乗り換え)まで結びます。Seacon SquareやParadise Parkなどのショッピングモール沿線。観光利用は東部郊外に行くときくらいです。
Rabbit Card対応 ✓ — ブルー/パープルとは違い、イエローラインはRabbit Cardで乗れます。
MRTピンクラインは北バンコクを横断する自動運転モノレール。西のKhae Rai(Nonthaburi)から東のMin Buriまで結びます。延伸でMuang Thong Thani(IMPACTアリーナ)に直結。旅行者はコンサートやイベントでIMPACTに行くときに使うくらいです。
Rabbit Card対応 ✓
空港アクセス線(ARL)
空港アクセス線(ARL)はSuvarnabhumi空港(BKK)とバンコク中心部を30〜45分で結ぶ電車。渋滞時はタクシーより圧倒的に速いです。運行は毎日5:30〜24:00、運行間隔は9分。
| サービス | 区間 | 所要時間 | 運賃 | 運行間隔 |
|---|---|---|---|---|
| シティライン | 空港 → Phaya Thai(8駅) | 約30〜40分 | 15〜45バーツ | 9分ごと |
| 主要駅:Makkasan | → MRTブルーライン乗り換え | 空港から約25分 | 35バーツ | — |
| 主要駅:Phaya Thai | → BTSスクンビット線乗り換え | 空港から約30分 | 45バーツ | — |
ARLではRabbit Card・MRT Card・タッチ決済カードのいずれも使えません。空港駅の自動券売機で専用トークンを購入してください。券売機は硬貨もお札も使えます。
ドンムアン空港はBTS・MRT・ARLのいずれにも接続していません。市内に出るには、メータータクシー(180〜250バーツ+高速料金)、Grab、または路線バスA1(30バーツ)の3択。所要時間は渋滞次第で45〜90分を見ておきましょう。
運賃ひと目早見表
バンコクの電車運賃はすべて距離制で、乗れば乗るほど高くなります。実用的な目安はこちら:
| 路線 | 最安 | 最高 | 観光でよく払う額 |
|---|---|---|---|
| BTS Sukhumvit / Silom | 17バーツ | 65バーツ | 25〜45バーツ |
| BTS Gold Line | 全区間15バーツ均一 | ||
| MRT Blue Line | 17バーツ | 45バーツ | 20〜35バーツ |
| MRT Purple Line | 14バーツ | 42バーツ | 観光ではほぼ使わない |
| Airport Rail Link | 15バーツ | 45バーツ | 45バーツ(Phaya Thaiまで) |
Rabbit Cardに100バーツチャージしておけば、観光向けのBTS乗車3〜4回分です。3日間の旅で電車を普通に使うなら、400〜600バーツのチャージでまず足ります。チャージは各BTS駅でいつでもできます。
BTS 1日乗り放題パス
1日でガンガン観光地を回るなら、BTS 1日乗り放題パス(150バーツ)がおすすめ。購入時刻から当日24時まで、BTSスカイトレイン(スクンビット線・シーロム線)が乗り放題です。1日で5回以上乗るなら元が取れます。
チケット・ICカードの選び方
Rabbit Cardの使い方完全マニュアル
Rabbit Cardはバンコク版のSuica/PASMO。チャージ式のICカードで、毎回チケットを買う手間から解放されます。1泊以上の旅行なら、BTS移動はこれが圧倒的にラクです。
✓ Rabbit Cardを買うメリット
- 毎駅で券売機の行列に並ばなくていい
- BTS+イエロー+ピンクの全線で使える
- マクドナルド・Starbucks・Family Martなど1,000店以上で買い物にも使える
- チャオプラヤー観光ボートでも使える
- 有効期限は7年。次回バンコクに来るときも使える
- チャージはどのBTS駅でも簡単
✗ デメリット・制限
- MRTブルー/パープルでは使えない
- 空港アクセス線(ARL)でも使えない
- 発行手数料100バーツは返金されない
- 紛失するとチャージ残高もそのままアウト(現金と同じ扱い)
- 2年間使わないと残高が凍結される
Rabbit Cardの買い方
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1BTSの駅窓口に行く どの駅でも発行できます。タイのマネロン対策法で身分証が必須なので、パスポートを忘れずに。手続きは3分ほどで完了。
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2合計200バーツを支払う 内訳は発行手数料100バーツ(返金不可)+初期チャージ100バーツ(すぐ使えます)。カードは発行から7年使えます。
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3別の方法:渡航前にKlookで予約 オンラインで注文しておき、Suvarnabhumi空港のKlookカウンターかCentralWorldで受け取り。料金は少し高め(200バーツチャージ込みで約290バーツ)ですが、空港到着の瞬間からカードが使えます。
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4必要に応じてチャージ BTS各駅の窓口またはチャージ機で。Lawson 108、マクドナルド、MRTイエロー/ピンクの駅窓口でもチャージ可能。最低チャージ額は100バーツ、最大残高は4,000バーツです。
旅行の最後に、BTSの駅窓口へカードを持参すればOK。残高250バーツ未満ならその場で現金返金、それ以上は最大15日かかります。発行手数料の100バーツは絶対に戻ってきません。短期滞在なら、マクドナルドやStarbucks(どちらもRabbit Card対応)で残高を使い切ってしまうのが現実的です。
Rabbit Cardが使える場所一覧
| 場所 | Rabbit Cardは使える? | 備考 |
|---|---|---|
| BTSスクンビット線 | ✅ 使える | メインの用途 |
| BTSシーロム線 | ✅ 使える | メインの用途 |
| BTSゴールドライン | ✅ 使える | 15バーツ均一 |
| MRTイエローライン | ✅ 使える | 東バンコク郊外 |
| MRTピンクライン | ✅ 使える | 北バンコク |
| チャオプラヤー観光ボート | ✅ 使える | ブルーフラッグ便 |
| MRTブルーライン | ❌ 使えない | Visa/MCタッチ決済を使う |
| MRTパープルライン | ❌ 使えない | Visa/MCタッチ決済を使う |
| 空港アクセス線(ARL) | ❌ 使えない | 専用トークンのみ |
| マクドナルド・Starbucksなど | ✅ 使える | 提携1,000店以上 |
ラビットカードはBTS各駅で購入できますが、オンライン事前購入が便利です。KlookでBTSラビットカードを取得 →
主要な乗り換え駅
バンコクの路線網はいくつかの主要駅で交差します。乗り換え駅を押さえれば移動が一気にスムーズに。原則:いったん改札を出て、別会社の改札で再入場=もう一度初乗り、です。
Siam駅 — BTSの中央ハブ
バンコクで最重要の駅。BTSの全路線がここで合流します。スクンビット線⇔シーロム線の乗り換えは追加料金なし。観光ルートを組むときの基準点になります。
Asok(BTS)⇔ Sukhumvit(MRTブルーライン)
旅行者がもっとも使うBTSとMRTの乗り換え駅。高架の歩道橋を3〜4分歩くだけ。BTSを出てMRTで新たに改札を通ります。どちらもSukhumvit通り沿いの観光中心地です。
Mo Chit(BTS)⇔ Chatuchak Park(MRTブルーライン)
北側のBTS/MRT乗り換え駅。両駅ともChatuchak週末マーケットの最寄り。地上の通路を少し歩いて乗り換えます。スクンビットから市場に行くのに最適です。
Sala Daeng(BTS)⇔ Si Lom(MRTブルーライン)
シーロム(ビジネス&ナイトスポット街)の南側にある乗り換え駅。地上を少し歩くだけで乗り換えられます。Patpongナイトマーケットやシーロム界隈に便利。
Phaya Thai(BTS)⇔ 空港アクセス線(ARL)
空港到着組にとって最重要の乗り換え駅。Suvarnabhumiから乗ったARLをPhaya Thaiで降りれば、そのままBTSスクンビット線に乗り換えてバンコク市内へ。ARLとBTSは別会社なので、それぞれ別のチケットが必要です。
Phetchaburi(MRT)⇔ 空港アクセス線(Makkasan)
もうひとつの空港接続点。MRTブルーラインのMakkasanとPhetchaburiが接続しています。BTSではなくMRT沿線に行くならこちらが便利。ARLでMakkasanまでの運賃は35バーツ(Phaya Thaiまでの45バーツより少し安い)。
Saphan Taksin(BTS)→ チャオプラヤー川ボート
チャオプラヤー川の急行ボートや観光クルーズの主要発着点。BTS Saphan Taksinを降りて、すぐ下のCentral Pier(Sathorn)に直結しています。川クルーズ、Asiatiqueナイトマーケット、Wat Arun(ワット・アルン)への玄関口です。
観光地別・どの路線で行く?
バンコクの定番観光地と最寄り駅の早見表。ホテルの最寄り駅を基点にルートを組み立ててください。
| 観光地 | 最寄り駅 | 路線 | 徒歩時間 |
|---|---|---|---|
| 王宮 / Wat Phra Kaew | Sanam Chai | MRT Blue | 徒歩約10分 |
| Wat Pho(涅槃仏寺院) | Sanam Chai | MRT Blue | 徒歩約5分 |
| Wat Arun(暁の寺) | Saphan Taksin → 渡し船 | BTS Silom | 渡し船で約5分 |
| Chatuchak週末マーケット | Mo Chit/Chatuchak Park | BTS / MRT | 徒歩約3分 |
| チャイナタウン(Yaowarat) | Wat Mangkon | MRT Blue | 徒歩約5分 |
| ICONSIAM | Charoen Nakhon | BTS Gold | 駅直結 |
| Siam Paragon/MBK Center | Siam/National Stadium | BTS | 徒歩約2分 |
| Terminal 21 | Asok | BTS Sukhumvit | 駅直結 |
| ルンピニ公園 | Sala Daeng/Lumpini(MRT) | BTS Silom / MRT | 徒歩約5分 |
| EmQuartier/EmSphere | Phrom Phong | BTS Sukhumvit | 駅直結 |
| Asiatique ナイトマーケット | Saphan Taksin → 無料シャトルボート | BTS Silom | 船で約10分 |
| ジム・トンプソンの家 | National Stadium | BTS Silom | 徒歩約5分 |
| エラワン廟 | Chit Lom | BTS Sukhumvit | 徒歩約2分 |
| 戦勝記念塔(Victory Monument) | Victory Monument | BTS Sukhumvit | 駅直結 |
| カオサン通り | 直結する電車なし(Sanam Chaiからタクシー) | — | タクシーで約15分 |
バックパッカーの聖地カオサン通りはBTS・MRTのいずれもアクセスなし。Sanam Chai(MRT)からメータータクシーかGrab、もしくはSiam(BTS)からGrabが現実的。所要15〜20分・運賃50〜100バーツが目安です。
現地のプロが教える節約術&よくある失敗
時間とお金を節約するコツ
- 旅の最初にRabbit Cardへ400〜600バーツチャージしておきましょう。普通の使い方なら3〜5日もつ金額で、残った分は返金してもらえます。
- できるだけラッシュを避ける。平日のラッシュは7〜9時と17〜19時。SiamやAsok、Mo Chitは特に大混雑です。出発を30分ずらすだけで体感がまったく違います。
- ルート検索はGoogle Mapsが最強。目的地を入れて「交通機関」を選べば、BTS/MRTの経路・乗り換え駅・リアルタイム到着まで正確に出ます。専用アプリより断然信頼できます。
- 島や郊外マーケットへ行く前にオフラインマップをダウンロード。主要路線から離れると4Gがつながりづらくなります。
- BTSの主要駅は無料Wi-Fi完備。SSIDは「BTS Free WiFi」。乗車前のサクッと検索に便利。
- エスカレーターは右側に立ち、左側を空ける。東京と逆なので注意。左に立っていると視線を向けられたり、軽くつつかれることも。
- BTSの改札は閉じるのが速い。タッチ後はモタつかず通常の速度で通過しましょう。一瞬で閉まります。
旅行者がよくやるNG行動
| NG行動 | 実際に起きること | 対処法 |
|---|---|---|
| Rabbit CardでMRTブルーラインに乗ろうとする | 改札が開かなくて立ち往生 | MRTではVisa/MCのタッチ決済カードを使う |
| 大きなスーツケースを持ってラッシュ時BTSに乗る | 身動きが取れず周囲の迷惑にも | 7〜9時と17〜19時を避ける/空港からはGrab |
| 終電(24時)を逃す | 深夜便がないため帰れなくなる | 「終電24時」と覚えておく/逃したらGrab |
| 券売機用の小銭を持っていない | 旧型機はお札に対応していないことも | Rabbit Cardを買えば解決。新型機はお札・QR対応 |
| ARLが使えるのに空港からタクシーで出る | ARLなら45バーツで済むのに300〜600バーツ払うハメに | ARLシティラインでPhaya Thaiまで45バーツ |
| 大駅(Siam、Asok)で出口を間違える | 炎天下を遠回りで歩くハメに | 事前に出口番号を確認/Google Mapsの出口案内を活用 |
| ブルーラインのためにMRTカードを買う | BTSでは使えない(別会社なので) | MRTはタッチ決済カード/BTSはRabbit Cardが正解 |
滞在日数別おすすめパターン
Visa/Mastercardのタッチ決済をMRTとBTS主要駅で利用。新たにカードを買う必要はありません。BTSをガンガン使うなら100バーツの発行手数料を払ってRabbit Cardを買う価値あり。
到着初日にRabbit Cardを購入。発行手数料100バーツは2日で元が取れます。400バーツチャージしておけば安心。MRTブルー/パープルはタッチ決済カードで乗りましょう。
Rabbit Cardの有効期限は7年。次回バンコクに来るときも使えるので持ち帰るのが正解。今回の旅で必要な額だけチャージし、少額残高は返金せず次回まで取っておきましょう。
海外手数料無料のカードなら、MRTでのタッチ決済は超快適。BTSは1日に何度も乗るならRabbit Cardより1日乗り放題パスのほうが手間なくお得です。
よくある質問
1枚のICカードでBTSもMRTも乗れますか?
残念ながら、全路線で使える「1枚で完結」のICカードは存在しません。一番万能に近いのはVisaまたはMastercardのタッチ決済カード。MRT全線(ブルー/パープル/イエロー/ピンク)とBTSのほぼ全駅で使えます。BTS全路線+イエロー/ピンク+チャオプラヤーボートをまとめて使うならRabbit Cardがベスト。2025年8月導入のMangmoom Cardは理論上ほぼ全路線対応ですが、タイの身分証が必要で旅行者は作れません。
Suvarnabhumi空港からバンコク中心部までどう行くのが一番いい?
速さ・安さの両方で空港アクセス線(ARL)シティラインが一番。5:30〜24:00の間、9分間隔で運行しています。BTSスクンビット線に乗り換えできるPhaya Thaiまで45バーツ・約30分。MRTブルーライン乗り換えならMakkasan下車(35バーツ)。メータータクシーは空港から250〜350バーツ+高速料金で、ARLが終わった深夜や大きな荷物があるときの選択肢です。
夜は電車が走っていますか?終電を逃したらどうすれば?
バンコクの全路線は24時前後で終わり、深夜運行はありません。終電後はGrab(料金が事前確定で一番安心)、メータータクシー(必ず「メーター使ってください」と言う)、エリアによってはバイクタクシーが選択肢。夜遊びは終電を超えて続くことが多いので、23:30までに駅に向かい始めるくらいの余裕を持っておきましょう。
王宮には電車でどう行きますか?
MRTブルーラインのSanam Chai駅が一番近いです。駅から北へ徒歩約10分で王宮の入口に着きます。別ルートはBTSシーロム線でSaphan Taksinまで行き、渡し船でTha Tien桟橋へ(約5分・15バーツ)。降りればすぐWat Pho、王宮までも徒歩圏内です。
海外発行のクレカでMRTに乗れますか?
はい、乗れます。MRT全線(ブルー/パープル/イエロー/ピンク)の改札でVisa/Mastercard/UnionPayのタッチ決済に対応。物理カードでもGoogle Pay/Apple Payでもタッチするだけ。入場と出場は必ず同じカードで行ってください(履歴で運賃計算するため)。海外取引手数料が1〜3%かかるカードもあるので、出発前にカード会社へ確認を。
旅行者にとってBTSとMRTの違いは?
ざっくり言うと、BTSは観光ど真ん中エリア(スクンビット、シーロム、ショッピングモール、ナイトスポット)をカバー。MRTブルーラインがチャイナタウンと王宮アクセスを補完します。旅行者はだいたい両方使うことになります。BTSは高架で眺めが良く、MRTブルー/パープルは地下鉄。料金体系は近く、カバーするエリアが違うので、実際の旅行ではどちらも使う場面が出てきます。
バンコクの電車は旅行者にとって安全?
バンコクの電車は非常に安全です。スリは少ないとはいえゼロではないので、スマホは尻ポケットや口の開いたバッグに入れず、深いポケットや前ポケットに。車内は冷房完備で照明も十分。女性のひとり旅でも安心して使えます。一番の「リスク」は降りる駅を間違えること。番号付きの駅表示と車内の電光掲示板で常に確認しましょう。
バンコクの電車のラッシュ時間帯は?
平日の7:00〜9:00と17:00〜19:00がラッシュです。BTSスクンビット線、特にSiam〜Asok間は満員電車レベルで、ドアに押しつけられるような状態に。観光なら10時〜16時の間に出発するだけで快適さが段違いです。週末も混みますが、平日ラッシュほどではありません。
大きな駅でどの出口から出るか分かりません
バンコクの駅は出口が番号で案内されています(例:Exit 3、Exit 4)。Google Mapsで目的地を検索すれば「Exit X」と教えてくれるので、ホームに降りる前に確認しておきましょう。Siam、Asok、Mo Chitなどの大きな駅は出口が多く、間違えると目的地から遠ざかってしまいます。BTS公式アプリにも各駅の出口マップが載っています。